「助け主である聖霊―内住の御霊」 ヨハネ 14:15-24
「そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます」。(ヨハネ14:16)
本日は、ペンテコステ礼拝です。主イエスの十字架の贖いの死、復活、昇天の後、弟子たち一人ひとりに、信者一同に、約束の聖霊が注がれました(使徒2:1-4)。弱く、恐れの中にいた弟子たちは、聖霊によって、主の復活の証人に変えられ、大胆に福音を伝え始めました。キリストの教会の誕生日でもあります。
1、助け主である聖霊
子なる神である主イエスが、聖霊なる神を紹介してくださったのが、本日の聖書箇所です。
聖霊は「助け主」(16節)です。ギリシャ語で「パラクレートス」と言い、「傍にいる」「並んでいる」という意味です。聖霊は、私たちの相談相手、慰め主、激励者、弁護士の役割を果たします。
「もう一人の」(16節)とは、父なる神は、地上におられなくなる主イエスの代わりに、聖霊を遣わされたという意味です。聖霊は、主イエスの言葉を信者に示してくださいます(14:26、15:26)。主イエスが地上で行われたことと同じようなことをしてくださるのが聖霊の働きです。
2、内住の御霊
旧約時代には、神が選ばれた特定の人に、特定の目的のために、特定な期間に、聖霊が臨みました。しかし、ペンテコステの日、「終わりの日に、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ」(ヨエル2:28-32、使徒2:17)の約束が成就しました。主イエスを信じ救われた全ての人に聖霊が注がれるようになりました。
聖霊は、雰囲気や霊的バワー、神秘現象ではなく、第三位の神です。「このお方は」(17節)とあるように「人格」を持つお方で、交わりを持つことができるのです。信者が罪を犯すと、聖霊は悲しまれます(エペソ4:30)。
「この方はあなたがたとともにおられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです」(17節)とは、どんな時でも一緒にいてくださり、心の内に住んで下さるのです。旧約時代は、神の臨在と栄光が幕屋を覆いました(出エジプト40:34-38)。しかし、新約時代は、聖霊が、信者の心の内に住んで下さるということです。「あなたがたは知らないのですか。あなたがたのからだは、あなたがたのうちにおられる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたはもはや自分自身のものではありません」(Iコリント6:19)。聖霊は永遠に、また共に内にいてくださるのです。「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。あなたがたのところに戻って来ます」(18節)
3、聖霊は、主イエスを愛し従う者にする
主イエスは、聖霊に満たされる秘訣を教えてくださいました。「もし、わたしを愛しているなら」(14節)と、主イエスを愛することです。「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです」(Iヨハネ4:10)。主イエスに愛されているので、私たちも主イエスを愛するのです。
「わたしの戒めを守るはずです」(15節)とは、その愛する主イエスに、真心から従いたいという思いが、聖霊によって与えられるのです。 聖霊に満たされることと、主イエスを愛し従うことは、同じことなのです。それは、父なる神の願いでもあります。