「約束の虹」 創世記 9:8-17
「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである」(創世記9:13)
有名なノアの箱舟の話から教えられることは、人間の罪に対する神のさばきと、そのさばきをのがれるための救いの方法です。
1、神とともに歩むノア(創世記6章)
ノアの時代、地は堕落し、暴虐に満ちていました。神は、悪が増大していく状態に心を痛め、洪水によってすべてを滅ぼすことを決心されました。ノアは主の心にかなう正しい人であり、全き人でした。それは完全無欠ということではなく、神を信じて誠実に歩んでいるという意味です。神は、ノアに箱舟を作って家族とともに入ることと、すべての生き物の雄と雌を箱舟に入れて生き残るようにすることを命じられました。それは、悪を放置せず、地上のすべてのものを拭い去って、再スタートさせるためです。
2、ノアの信仰
神がノアに命じた箱舟は、長さ132m、幅22m、高さ13m(3階建て)の大きさで、さらに防水加工を施すように言われました。人類史上初となる洪水も、巨大な箱舟の建造も、すべての動物の雄と雌を入れることも、想像をはるかに超えることだったでしょう。しかし、ノアはすべて神が命じられたとおりに行いました(6:22)。
ノアの信仰について、ヘブル11:7には「信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました」と記されています。まだ見たことのない大洪水が、神のさばきとして必ず起こると信じて、家族の救いのために箱舟を用意しました。
ノアと家族と動物たちも箱舟に入ると、主が後ろの戸を閉ざされました(7:16)。8章には、大洪水は40日40夜続き、水が150日間地の上に増し続けたこと、洪水が起こってから約1年後に神からの下船命令があり、ノアたちが箱舟から出て一番初めに礼拝を行ったことが記されています。そして神はノアたちと、大洪水によって人をさばくことは二度としないという永遠の契約を結ばれました。神は、そのしるしとして、大空に美しい虹を立てられました。
3、救いの方法は?
神の言葉を無視して自分勝手に生きていた人々は、神のさばきを受けました。ノアが何十年もかけて箱舟を造りながら、神のさばきと助かる方法を伝えたことでしょう。けれども人々は無関心で、ノアと家族以外に箱舟に入った人はいませんでした。第2ペテロ2:5には「また、かつての世界を放置せず、不敬虔な者たちの世界に洪水をもたらし、義を宣べ伝えたノアたち八人を保護されました」と記されています。大洪水が起こって全人類が滅んだのに、神の言葉に従ったノアと家族が救われたことによって、この世の不信仰の罪が明らかにされました。また、ノアはその信仰の故に神から義と認められたのです。
私たちも、神の言葉に従わず、自分中心に生きようとする罪があるなら、滅びに向かいます。私たちが救われるために、箱舟は必要ありません。なぜなら、イエス様が十字架にかかって救いの道を開いてくださったからです。私たちは、イエス様を信じるだけで救われるのです。