「ダビデの義認」 ローマ 4:6-8
「同じように、ダビデも、行いと関わりなく、神が義とお認めになる人の幸いを、このように言っています。『幸いなことよ、不法を赦され、罪をおおわれた人たち。幸いなことよ、主が罪をお認めにならない人。』」(ローマ4:6–8)
1、ダビデ王の生涯
①主に選ばれた人
一介の少年が、主の不思議なご計画によって、預言者サムエルから、将来の王として、油を注がれました(Iサムエル16:1–13)。ダビデは巨人ゴリアテに勝利し名声を得ます(Iサムエル17章)。
②主からの訓練を受ける
先代のサウル王はダビデの名声に嫉妬し、執拗に迫害し命を奪おうとします。しかし、主の助けとダビデを慕う者の支援によって守られます。ダビデは神に愛され、神に選ばれた者だからこその主からの訓練を受けました。(ヘブル12:6)
③ダビデ契約
主からの契約は「あなたの日数が満ち、あなたが先祖とともに眠りにつくとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる。彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえまでも堅く立てる」(Ⅱサムエル7:12–13)。
ダビデの子孫から、救い主が生まれ、永遠の神の国が成就するという契約です。
④ダビデの罪
ダビデは、エルサレムの王宮で夕方、水浴びをしている人妻バテ・シュバが目に留まり、王宮に召し入れ、姦淫の罪を犯します。その夫であり、忠実な部下のウリヤを激戦の最前線に送り、戦死させる殺人罪を犯します。その後、バテ・シュバを妻として迎えます。
「しかし、ダビデが行ったことは主のみこころを損なった」(IIサムエル11:27)
⑤ダビデ王の晩年
姦淫の罪や、子どもたちの父ダビデへの反逆があり、家庭崩壊です。ダビデは「人口調査」で神の審判を受け、主の前に悔い改めます(IIサムエル24章)。
このようなダビデを、主は選ばれ愛され守られたのです。
ダビデの子孫として主イエス・キリストが降誕されました(IIテモテ2:8)。
2、主に、罪を赦され、義と認められる
預言者ナタンがダビデに罪を示した時、その罪を主の御前に告白しました(Ⅱサムエル12:7–14)。
「幸いなことよ その背きを赦され 罪をおおわれた人は。 幸いなことよ. 主が咎をお認めにならず 霊に欺きがない人は」(詩篇32:1–2)。旧約の偉大な人物の一人であるダビデが「幸いなことよ」と告白しています。人生最大の幸せ、永遠の幸せは、主に罪を赦され、義と認められることです。この幸せに比べれば、他の幸せは一時的で、色褪せます。
「神へのいけにえは砕かれた霊。打たれ砕かれた心。神よ あなたはそれを蔑まれません」(詩篇51:17)と、ダビデの心底からの悔い改めの祈りを、主は聞かれたのです。私たちも主イエス・キリストを信じることによって義と認められました。