2022.10.09 メッセージ内容

「お語りになる神」 詩篇19:1-14

天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。(1節)

この詩篇は、神はおられるという証拠を明示しています。昔も今も、神は明確にこの事実を語っておられるのですが、その声を聴こうとしない人々もいます。神はどのようにして語っておられるのでしょうか。

一、自然をとおして

昼には、太陽がさんさんと熱を注いでおり、夜空を見上げると、無数の星がきらめいています。この広大な宇宙は、いったいどのようにして存在するようになり、また、今も正確に動いているのでしょうか。自然は、偶然に存在するようになったのではありません。天地宇宙は、人の言葉でなくても、その存在をとおして、万物の創造者がおられることを語り、動植物の複雑な構造や、気候の変動などをとおして、偉大な知的存在がおられると語っています。

二、み言葉をとおして

さらに、聖書からはより明確に神の声が聞こえてきます。「主のおしえ」「主のあかし」「主の戒め」「主の仰せ」と、様々な表現ですが、聖書をとおして神の声が発せられているのです。聖書は、人間が互いに尊び、正しく生きる道を示しています。しかもその神のことばは「蜜蜂の巣の滴り」よりも甘く、それを守れば大きな報いがあります。神は聖書を通して、今も私たち一人一人が生きるべき道を語っておられるのです。

三、良心をとおして

すべての人間は、良心をもっています。人によってその感じ方は違いますが、自分の罪を自覚する時があるなら、それは良心の働きです。良心に痛みを感じるなら、それは神の声なのです。聖書を読むと、良心の声はさらに明確に私たちの罪を示します。この時、自分の罪をごまかしてはなりません。正直に悔い改めるなら、主の贖いによって、その罪は完全に赦されます。神は、良心をとおしても語っておられます。

神は今も語っておられます。しかし、耳を閉じるなら、聞くことはできません。自然をとおして、聖書のみ言葉をとおして、良心をとおして、今も語っておられる神の声に、素直に応答しようではありませんか。

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