2025.11.16メッセージ内容

「新生の恵み」 使徒19:11-20

「あなたがたは以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました。光の子どもとして歩みなさい。」             (エペソ5:8)

今日は、聖書から、輝いて生きる秘訣を学びましょう。

1、エペソでの伝道

エペソは、偶像礼拝や魔術・まじないが盛んな町でした。パウロは、エペソで試練にあっても、毎日ティラノの講堂で福音を語り続け、それが2年も続いたので、アジアに住む人々はみな主の言葉を聞いたとあります(10)。これは驚くべきことです。

神はパウロの手によって、驚くような力あるわざを行われました。パウロが身に着けている手ぬぐいや前掛けを病人に当てると病気が去り、悪霊も出て行ったのです。しかし、イエスの名を唱えれば同じことができると勘違いした者たちが試してみると、かえって悪霊によってひどい目にあいました。この出来事の話がエペソに拡がって、みなが恐れを抱き、主イエスの名をあがめるようになりました(17)。

2、生き方を変えた人たち

「信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。」(18)。罪は闇の中で徐々に大きくなりますが、告白されると力を失います。「魔術を行っていた者たちが多数、その書物を持ってきて、皆の前で焼き捨てた。」(19)。魔術は、悪魔の力を借りて自分の思うとおりにしようとすることです。彼らは過去と決別し、主だけに頼ることを表しました。神に立ち返る信仰は、主イエスをあがめ、生き方を変えるという目に見える変化を生み出します。

3、光の子どもとして歩む

今日の中心聖句にあるように、私たちもイエス様を信じる前は、闇の中にいました。エペソ2章に「あなたがたは自分の背きと罪の中に死んでいた者であり、かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。私たちもみな、不従順の子らの中にあって、かつては自分の肉の欲のままに生き、肉と心の望むことを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。」(1~3)とあるとおりです。闇にいた私たちは、神のさばきを受けるはずの者でした。「しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、背きの中に死んでいた私たちを、キリストとともに生かしてくださいました。」(4~5)。主イエスの十字架の死を、自分の罪の身代わりと信じるなら、新しく生きることができるのです。イエス・キリストを自分の救い主と信じるなら、闇から光に移されるのです。汚れた心がきよめられ、自分中心の生き方から、神に喜ばれる生き方に変えられます。これは、神の一方的な恵みによるのです(8)。

私たちを取り巻く世界は、イエス様から引き離そうとするもので満ちています。絶えず聖書に親しみ、み言葉によって示された光の中を歩んで行きましょう。

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