「いのちのことばを語る教会」 使徒の働き5:12-32
「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」 使徒5:20
聖霊降臨後、使徒たちは聖霊に満たされ、福音を大胆に伝え、多くの人が救われ、教会が形成されました。しかし、ユダヤ人宗教指導者たちからの激しい迫害があり、使徒たちは、捕えられ尋問され、脅されて、福音を語ることを禁じられましたが、使徒たちは聖霊に励まされ、ますます大胆に福音を語り続けました。不思議と奇跡が起こり、さらに救われる人が加えられていきました。
使徒たちは宗教指導者たちの妬みで、投獄されてしまいました(5:1)。主の使いが現れ、「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」 と告げ、牢から解放されました。その後、大胆に福音を伝えたのです。再度、宗教指導者に捕えられ、鞭打たれ、福音を語ることを禁じられましたが、福音を語ることをやめませんでした。
1、いのちのことばを聞く
「いのちのことば」とは、自分が考え出した言葉や他人の言葉ではなく、神の言葉です。主イエスは「耳のある者は聞きなさい」と繰り返し、注意喚起をしています。
私たちは、他人に語る前に、まず自分自身が、いのちのことばをしっかりと聞き、聞いた後で、再確認することが大切です。
「私がどのようなことばで福音を伝えたか、あなたがたがしっかり覚えているなら、この福音によって救われます。そうでなければ、あなたがたが信じたことは無駄になってしまいます」(Iコリント15:2)。
2、いのちのことばを語る
主は、私たちに福音を伝えるチャンスを与えてくださっています。そのチャンスを逸しないことです。そのために用意しておくことです(Iペテロ3:15)。
逆に、福音を伝えることが困難な時の方が多いかもしれません。しかし、不思議なことに、困難な時なのに、福音が伝わり救われる人が起きている事実があります。祈り深く忍耐強く、聖霊による知恵を持って福音を伝えることが大切です。
「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい」(IIテモテ4:2)。
3、教会の使命
決算総会を終え、いよいよ、2025年の夏、秋に向けて教会の宣教が進められていきます。多くの課題があり、教会の体制・運営も厳しい現状を踏まえて、変革する必要があります。その目的は、この困難な時代に福音を伝え、救われる人が起こされ、次世代の教会が形成されるためです。
教会の創立者であり、臨在されるキリストを仰ぎ見て、聖霊による一致が与えられ、互いに協力して、いのちのことばを語り続けましょう。
「わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28:20)。