2025.7.27メッセージ内容

「福音を語り続ける」 使徒の働き11:19-26、13:44-52

「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい」(マルコ16:15)

「継続は力なり」と言う言葉があります。小さな努力や行動も積み重ねると、大きな成果につながると言う教訓です。ただし、人の努力だけでは限界があります。しかし、神はその小さな努力や行為を神は生かしてくださるのです。

福音を語り続ける時、聞き信じる人、聞く耳を持たず拒否する人、聞き流して無視する人など、色々です。私たちは、自分自身の非力さに、福音を語り続けることをあきらめてしまいます。しかし、聖霊降臨によって教会が誕生し、使徒たちは福音を語り続けました。その秘訣を確認してみましょう。

1、何気なく、福音を語り続ける

この時まで「ユダヤ人以外には、だれもみことばを語らなかった」(11:19)のです。しかし、アンティオキアで無名のユダヤ人信者が、ギリシャ語を話すユダヤ人に、主イエスの福音を語ったところ、信じる人が起こされたのです(20節)。人間的には、何気なく福音を語ったのですが、「主の御手が彼らと共にあった」(21節)ので、聖霊が働き、ギリシャ系ユダヤ人が救われました。

そこから次々と、ギリシャ系ユダヤ人が救われたのです。そこで、エルサレム教会はバルナバを派遣し、サウロも加わり、福音宣教が前進し、大勢の人が救われ、アンティオキア教会が生まれました。この時、信者を「キリスト者」(口語訳:クリスチャン)と呼ぶようになりました(26節)。

2、神の計画によって、福音を語り続ける

アンティオキア教会から、「第一次伝道旅行」が始まります(13章)。有力な人たちが加わり(1節)、聖霊は、「さあ、わたしたちのためにバルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい」と、異邦人宣教に派遣します。誕生したばかりのアンティオキア教会にとっては、この二人がいなくなることは大きな痛手です。 しかし、「二人の上に手を置いて」(3節)送り出しました。聖霊による神の計画に従ったのです。

鮮やかな聖霊の示しがあり、第一次伝道旅行がスタートし、使徒たちは福音が語り続けます。妨害がありながらも、信じる者も起こされています(4−12節)。

パウロはピシデュアのアンテオケで、大胆に主イエスの福音を語ります(16―44節)。次々と救われるユダヤ人が起こされますが、また激しい迫害を受けます(45節)。そして、神の宣教の計画は、ユダヤ人から異邦人に移っていきます(47−48節)。

3、西宮聖愛教会が福音を語り続ける

主イエスの大宣教命令から福音宣教は開始されました。教会は、順調な時も、逆境の時も、聖霊の御業を期待して、福音を語り続けてきました。聖霊によって、救われる人が起こされてきました。その中の一人が自分自身です。

私たちが何気なく、福音が語る時に、聖霊が働き、救われる人が起こされます。私たちが身構える必要はありません。

アンティオキアの教会のように、聖霊による宣教計画が西宮聖愛教会にもあるのです。聖霊による一致と協力によって、それぞれの賜物を活かして、福音を語り続けましょう。

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